本棚のサイズ選びで失敗しないために|奥行き・段数・耐荷重を実物2台で比較しました

気づいたら本が床に積み上がっていて、何冊あるのか把握できなくなっている……そんな状態、心当たりがある方も多いのではないでしょうか。本棚を買おうとネットで検索してみると、幅も奥行きも高さもバラバラで、しかも「文庫本用」「コミック用」「大容量」など表記もまちまちで、結局どれが自分の部屋に合うのか分からなくなってしまいます。

私も同じような悩みを抱えていて、実際に2種類の本棚を購入して使ってみました。ひとつはスリムタイプの小さめ本棚、もうひとつは天井近くまで届く大容量タイプです。この記事では、その使用感をもとに「サイズ」「段数」「奥行き」で本棚を選ぶときに何を見ればいいのか、具体的にお伝えしていきます。

この記事が向いていない人

先にお伝えしておくと、この記事は「収納力や設置スペースとの相性」を重視する方向けの内容です。見た目の雰囲気や素材の質感、インテリアとしての統一感を一番に考えている方には、あまり参考にならないかもしれません。デザイン重視で選びたい方は、おしゃれ家具専門のレビューを探していただくほうが満足度が高いと思います。

選ぶときに見るべき3つの基準

本棚選びで失敗しやすいポイントは、だいたいこの3つに集約されます。

1. 幅と奥行きのサイズ 部屋に置けるかどうかはもちろんですが、意外と見落としがちなのが奥行きです。文庫本中心なら奥行き15cm前後でも十分ですが、雑誌やA5サイズの本が多いなら奥行き20cm以上ないと本が収まりきりません。

2. 段数と可動棚の有無 段数が多いほど収納量は増えますが、棚板が固定だと本の高さに合わなくて無駄なスペースができてしまいます。可動棚だと後から調整できるので、本のサイズが揃っていない方には特に重要なポイントです。

3. 耐荷重 本は見た目より重いです。文庫本でもぎっしり詰めるとかなりの重量になるので、各段の耐荷重と全体の耐荷重、両方を確認しておくと安心です。

比較表

項目 不二貿易 86011(スリム4段) 山善 CPB-1845J(大容量8段)
幅 約60cm 約45.5cm
奥行き 約17cm 約29cm
高さ 約89cm 約184cm
段数 4段 8段
可動棚 あり あり
組立の要否 組立式 組立式
向いている本のサイズ目安 文庫・新書中心 文庫〜雑誫・大型本まで

商品ごとの解説

不二貿易 本棚 4段 幅60cm 奥行17cm 高さ89cm ホワイト スリム 可動棚 86011

これは実際に自分の部屋で使っている本棚です。奥行きが17cmとかなりスリムなので、廊下の隙間や机の横など、ちょっとした空きスペースに置けるのが助かっています。高さも89cmと低めなので圧迫感がなく、圧迫感を出したくないワンルームや子供部屋にも馴染みやすい印象です。

可動棚になっているので、文庫本の段は間隔を詰めて、単行本の段は少し広げて、といった調整ができるのも地味に便利です。ただし奥行きが17cmしかないため、雑誌やムック本、A5サイズを超える本を収納しようとすると表紙がはみ出してしまいます。あくまで文庫・新書・コミックが中心の方向けのサイズ感だと思っておいたほうがいいです。

向いている人:文庫本やコミックが多く、設置スペースが限られている方。部屋の雰囲気を圧迫したくない方。 向いていない人:雑誌やA4サイズの本、大きめの図鑑などを収納したい方。収納冊数をとにかく増やしたい方。

山善 本棚 幅45.5×奥行29×高さ184cm 8段 棚板可動 巾木カット オープンラック 大容量 組立品 ジョイブラウン CPB-1845J(JB)

こちらも実際に購入して使っています。高さが184cmとかなりの存在感で、設置するとワンルームの壁一面を占めるくらいのサイズ感です。その分、段数は8段あるので収納量はかなり多く、文庫本だけでなく雑誌や大きめのビジネス書もまとめて収納できています。奥行きも29cmあるので、本を前後2列に並べて収めることも可能でした。

ただし当然ながら設置にはそれなりのスペースが必要です。部屋の天井高によっては圧迫感が出ますし、組み立ても8段分の棚板を取り付けるのでそれなりに時間がかかります。背が高い分、地震などでの転倒が気になる方は、壁や天井への固定を前提に考えたほうが安心だと感じました。

向いている人:とにかく収納量を優先したい方。本だけでなく雑誌やファイル類もまとめて収納したい方。 向いていない人:部屋が狭くて圧迫感を避けたい方。組み立ての手間をかけたくない方。転倒対策に手間をかけられない方。

レビューで多かった不満と、その対処

不二貿易の本棚について調べると、サイズ展開の多さから「自分の欲しいサイズがどれなのか分かりにくい」という声や、「奥行きが思ったより狭くて、持っている本の一部が収まらなかった」という不満の傾向が見られました。これは購入前に手持ちの本の奥行き(厚みではなくサイズそのもの)を実際に測っておくことでかなり防げます。文庫本中心かコミック中心か、雑誌も混ざっているかで選ぶべき奥行きが変わってくるので、ここは一度確認しておくことをおすすめします。

また、組立式の家具全般に言えることですが、棚板がわずかにたわむ、ネジ穴の位置がシビアで組み立てに時間がかかる、といった不満もよく見かけます。私自身、組み立て時は水平器を使って棚板がまっすぐ入っているか確認しながら進めたほうが、後々のガタつきを防げると感じました。急いで組み立てず、説明書通りの順番を守るのが結局は一番の近道だと思います。

状況別のおすすめ

本棚を置くスペースが限られていて、文庫本やコミックが中心という方は、スリムタイプの不二貿易 86011が使いやすいと思います。

逆に本の冊数が多く、雑誌や大きめの本も含めてまとめて収納したい、設置スペースにも余裕があるという方は、山善の大容量タイプが向いています。 どちらか迷う場合は、まず手持ちの本の冊数とサイズをざっくり数えてから選ぶと、後悔が少なくなると思います。

買ったあと、最初にやること

組み立てが終わったら、まずは空の状態で棚板の水平を確認してみてください。わずかな傾きでも本を入れた後に気づくと直しにくいので、最初の段階でチェックしておくと安心です。また、背の高い本棚の場合は転倒防止の金具やストッパーを使って壁や天井に固定しておくことをおすすめします。重い本から下段に入れていくと重心が安定しやすく、長く使う上でも扱いやすくなると感じています。

※ 価格や仕様は変更されることがあります。最新の情報はAmazonの商品ページでご確認ください。

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どれもいますぐ決めなくて大丈夫です。困ったときに読み返してもらえたら十分です。