在宅ワーク中、手首がじんわり痛くなってきて「あれ、このマウスの動かし方、そもそも合ってないのでは」と感じたことはありませんか。長時間のマウス移動で肩がこったり、Web会議の合間にカチカチとクリック音が響いて気まずくなったり。ノートPC付属のトラックパッドだけでは細かい作業がしんどい、という声もよく聞きます。今回は、実際に自分で購入して使ってきたロジクールのトラックボールマウス「M575S」と、以前から手元にある小型ワイレスマウス「V450」を比べながら、在宅ワーク向けのマウス選びについて書いていきます。
この記事が向いていない人
先に正直に書いておくと、この記事はFPSやMOBAなどでミリ秒単位の反応速度や超高DPIを求めるゲーミング用途の方には向いていません。ここで紹介する2機種はどちらもオフィスワーク・在宅ワーク向けで、eスポーツレベルの精密操作を目的とした設計ではないためです。ゲーミングマウスをお探しの方は、専用モデルを検討したほうが満足度は高いと思います。
選ぶときに見るべき3つの基準
在宅ワークで使うマウスを選ぶとき、個人的には次の3つを見ておくと失敗が少ないと感じています。
1つ目は接続方式です。Bluetoothはレシーバー不要でノートPCのUSBポートを圧迫しませんが、複数台のパソコンを切り替えて使う人には相性の良し悪しが出ます。2.4GHz帯の専用レシーバー方式は接続が安定しやすい一方、レシーバーを紛失すると使えなくなるという弱点もあります。
2つ目はDPI(センサー感度)です。数値が高ければ高いほど良いというわけではなく、細かい資料作成が多い人はやや低め〜中程度のDPIのほうが誤操作が減ることもあります。逆に大きなモニターを使っている人は高めのDPIのほうがカーソル移動がラクに感じられるはずです。
3つ目は電池寿命です。地味ですが、これが在宅ワークでは意外と効いてきます。仕事中に電池切れで作業が止まると集中力が途切れてしまうので、できれば「気づいたら替える」くらいの頻度で済むモデルを選びたいところです。
比較表
| 項目 | ロジクール M575S | Logicool V450 |
|---|---|---|
| 接続方式 | Bluetooth / Unifying(2.4GHz USBレシーバー)両対応 | 2.4GHz USBレシーバー方式 |
| DPI(目安) | 約400〜2000(切替可) | 公式資料上は明記が少なく、当時の一般的なレーザーセンサー相当と推定 |
| ボタン数 | 5ボタン | 標準的な左右クリック+サイドボタン構成 |
| 電池 | 単3形×1本、最大約24ヶ月 | 単3形×1本(当時の一般的な仕様、寿命は明記情報が乏しい) |
| 本体サイズ感 | やや大きめ、手のひらを乗せる据え置き型 | 小型でノートPC携帯向け |
| 操作方式 | 親指でトラックボールを転がす | 一般的なマウス移動型 |
※DPIや電池寿命はモデルの世代や個体差、使用環境によって変わることがあるため、あくまで目安としてご覧ください。
商品ごとの解説
ロジクール ワイヤレスマウス トラックボール M575S
これは実際に自分でも購入して、在宅ワークの合間にずっと使っているモデルです。最初にトラックボールに触れたときは、正直「マウス本体を動かさない」という感覚に戸惑いました。手のひらを固定したまま親指だけでボールを転がす操作は、慣れるまで数日はぎこちなさが残ります。ただ、慣れてくるとマウスパッドのスペースがほぼいらなくなり、腕や肩を大きく動かさずに画面全体を操作できるようになったのは大きな変化でした。長時間座りっぱなしの在宅ワークで、肩や前腕の疲れが軽くなったと感じる場面が増えたのも実感としてあります。
Bluetoothとロジクール独自のUnifyingレシーバーの両方に対応しているので、パソコンを2台使い分けている人にも扱いやすい構成です。電池も単3形1本で最大24ヶ月とうたわれていて、実際に使っていても「そろそろ替え時かな」と気にする頻度はかなり低いです。
一方で、レビューを見渡すと「最初の操作感に戸惑った」「普通のマウスに慣れていると違和感が強い」という声が繰り返し見られます。自分も最初の1週間ほどはカーソルが思った位置にピタッと止まらず、細かい選択作業でイライラした記憶があります。またボールの溝にホコリが溜まりやすく、定期的な掃除が必要になる点も気になるところです。
向いている人:長時間のデスクワークで肩や腕の疲れが気になる人、省スペースでマウスを使いたい人、複数台のPCを切り替えて作業する人。 向いていない人:とにかく素早く正確なポインティングが必要な人、新しい操作方法に慣れる時間を取りたくない人。
Logicool V450
こちらは以前から自分の手元にあり、外出先や取材用のノートパソコンと組み合わせて使ってきた小型のワイヤレスマウスです。V450はトラックボールとは違い、一般的なマウスと同じ感覚でそのまま使えるのが最大の利点です。M575Sのような「慣れが必要な操作」がないぶん、初めて手に取った日から違和感なく使えました。
サイズが小さくまとまっているので、ノートPCと一緒にバッグに入れて持ち運ぶには適しています。ただし発売時期が古いモデルのため、最近のBluetoothマウスと比べると専用レシーバー方式である点はやや不便に感じることもあります。レシーバーを別のノートに挿し替える手間や、レシーバー自体を紛失してしまうリスクは正直気になるところです。DPIについても公式な詳細情報が少なく、現行モデルのように細かく切り替えて使う想定にはあまり向いていない印象です。
向いている人:普段使い慣れたマウス操作をそのまま続けたい人、ノートPCとセットで持ち運ぶ軽量マウスが欲しい人。 向いていない人:レシーバーの紛失リスクを避けたい人、複数のパソコンをこまめに切り替えて使いたい人、最新のBluetooth接続を前提にしている人。
レビューで多かった不満と、その対処
M575S関連のレビューを見ていくと、共通して挙がるのは「操作に慣れるまで時間がかかる」という点です。これはトラックボールマウス全般に言えることですが、最初の数日はカーソルが思い通りに動かず、細かいクリック操作でストレスを感じやすいようです。対処法としては、いきなり仕事のメイン作業で使うのではなく、最初の数日はブラウジングなど負荷の軽い作業で慣らしていくのが現実的だと感じます。自分自身もそうやって少しずつ慣らしていきました。
またボール部分にホコリやゴミが溜まりやすいという指摘も見られます。これについては、月1回程度ボールを取り外して軽く拭き取るだけでも転がりの滑らかさがかなり変わってきます。神経質になりすぎる必要はありませんが、動きが重くなってきたと感じたら掃除のサインだと思っておくと良さそうです。
状況別のおすすめ
肩や腕の疲れが気になっていて、多少の慣れる期間を許容できるなら、M575Sを試してみる価値はあると感じます。
とにかく操作の違和感なくすぐ使いたい、ノートPCと一緒に持ち歩きたいという場合はV450のような一般的な小型マウスのほうが日常使いには向いています。ゲーミング性能を求める方は、今回の2機種はどちらも対象外と考えておいたほうが無難です。買ったあと、最初にやること
どちらのモデルを選んだ場合も、まずはお使いのパソコンのOSやBluetooth設定、あるいはUnifying・専用レシーバーの接続設定を先に済ませておくのがおすすめです。特にM575Sはボタンの割り当てをロジクールの純正ソフトでカスタマイズできるので、進む・戻るのボタンなど自分の作業スタイルに合わせて設定しておくと、最初の慣れる期間のストレスが多少和らぐと思います。使い始めてすぐは完璧に馴染まなくても、数日単位で様子を見ながら微調整していくくらいの気持ちで付き合ってみてください。
※ 価格や仕様は変更されることがあります。最新の情報はAmazonの商品ページでご確認ください。
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