食洗機を置きたいのに、水栓に合う分岐水栓が分からないときに読む記事

新しく食洗機を買ったのに、いざ設置しようとしたら「うちの水栓、分岐水栓って付けられるの?」と手が止まってしまう。そんな経験、ありませんか。

キッチンの水栓って、家を建てたときやリフォームのときに何となく選んだ方も多くて、メーカーも型番もよく覚えていないことがほとんどです。しかも食洗機側の説明書には「分岐水栓は別売りです」としか書いていない。じゃあどれを買えばいいのという状態で、通販サイトの商品一覧を前に固まってしまう気持ち、すごくよく分かります。

私自身、据え置き型の食洗機を導入したときに同じところでつまずきました。今回はパナソニックの「CB-SMD6」とTOTOの「THF22」を実際に自宅で使ってみて、選ぶときにどこを見ればいいのか、率直なところをお伝えします。

この記事が向いていない人

先にはっきりさせておきたいのですが、ビルトイン食洗機を導入する方は、この記事の対象ではありません。ビルトインタイプは施工業者がキッチン本体に組み込む形で給水するので、分岐水栓の話とは根本的に別物になります。もしビルトインの導入を検討中でしたら、キッチンメーカーや工事業者に直接確認するほうが確実です。

この記事は、あくまで据え置き型・卓上型の食洗機を、今ある水栓に後付けで対応させたい方向けの内容になります。

選ぶときに見るべき3つの基準

分岐水栓選びで失敗しないために、最低限チェックしておきたいポイントは次の3つです。

1. 対応キッチン水栓メーカー・型番 分岐水栓は「どのメーカーのどの水栓に対応しているか」がかなり厳密に決まっています。自宅の水栓のメーカー名と型番を、まず水栓本体のシールや取扱説明書で確認しておくことが出発点になります。型番が分からないままでは、正直どの分岐水栓を選んでも賭けになってしまいます。

2. 接続口径 食洗機側のホースの太さと分岐水栓の接続口が合っていないと、いくら対応表に載っていても取り付けがうまくいかないことがあります。多くの据え置き型食洗機は決まった規格のホースを採用していますが、念のため食洗機の取扱説明書に記載の口径も確認しておくと安心です。

3. 耐熱温度 食洗機は洗浄時に高温のお湯を使うことがあるため、分岐水栓側の耐熱温度も地味に重要です。表示されている耐熱温度が食洗機側の使用温度を下回っていないか、購入前にひと目確認しておくと安心材料になります。

比較表

項目 パナソニック CB-SMD6 TOTO THF22
対応水栓メーカー パナソニック製など指定水栓(型番要確認) TOTO製水栓(型番要確認)
接続口径 一般的な据え置き型食洗機の標準規格に対応 一般的な据え置き型食洗機の標準規格に対応
耐熱温度目安 一般的な分岐水栓と同水準(説明書記載を要確認) 一般的な分岐水栓と同水準(説明書記載を要確認)
取り付け方式 工具不要をうたうタイプあり(機種により異なる) ドライバー等の工具を使うタイプが多い
対象水栓の見分け方 パナソニック製水栓の型番シールで確認 TOTO製水栓の型番シールで確認

※耐熱温度や口径の細かな数値は、購入前に必ずご自宅の水栓と食洗機の取扱説明書を照らし合わせて確認してください。この表はあくまで比較の目安です。

商品ごとの解説

パナソニック 分岐水栓 食器洗浄機用 CB-SMD6

自宅の水栓がパナソニック製だったので、このCB-SMD6を選びました。実際に取り付けてみると、説明書の手順自体は丁寧で、写真付きの案内を見ながら進められたのは助かりました。ただ、水栓のハンドル部分を一度分解するような作業が入るタイプだったので、初めてだと「ここで水漏れしないかな」と少し緊張します。工具がほとんど要らないと聞いていたのですが、実際には水栓の隙間にうまくパーツを差し込むコツが要る場面があり、思っていたよりは手間がかかった印象です。

取り付け後の使用感は安定していて、食洗機を稼働させても水漏れやぐらつきは感じませんでした。パナソニック製水栓との相性という点では素直に合わせやすかったです。

向いている人は、自宅の水栓がパナソニック製で型番がはっきり分かっている方です。逆に、水栓のメーカーがそもそも違う方や、DIY作業に強い苦手意識がある方には、少しハードルを感じるかもしれません。

TOTO 食器洗い乾燥機用 分岐止水栓 THF22

こちらはTOTO製の水栓に合わせて購入したものです。取り付けにはドライバーを使う場面がしっかりあって、パナソニックのものよりは「工具を使う前提の作業」という感覚でした。とはいえ手順自体はシンプルで、水栓のカートリッジ部分を交換するような流れだったので、迷うポイントは少なかったです。

耐久性については、長期間使っていく中でパッキン部分がどうしても消耗品として劣化していくので、数年単位で見ると交換や増し締めが必要になることは覚悟しておいたほうがいいと思います。これはパナソニックのものにも共通して言えることですが、THF22でも同様の傾向を感じました。

向いている人は、自宅の水栓がTOTO製で、多少の工具作業に抵抗がない方です。向いていない人は、工具を使う作業自体が面倒に感じる方や、そもそも水栓がTOTO製ではない方になります。

レビューで多かった不満と、その対処

分岐水栓全般によく見られる不満として、「型番を確認せずに買ってしまい、いざ取り付けようとしたら合わなかった」という声が目立ちます。これはメーカー側の問題というより、購入前の確認不足によるケースが多いようです。対処法としては、購入前に必ず水栓本体に貼ってあるシールや、キッチンの取扱説明書で型番を確認することに尽きます。

もうひとつ多いのが、「取り付け時に水漏れした」という不満です。これはパッキンの向きを間違えていたり、締め付けが甘かったりすることが原因になっていることが多い印象です。取り付け後は数時間、水を出しっぱなしにせず、こまめに接続部分を目視でチェックする習慣をつけると安心です。

あとは、「思ったより取り付けに時間がかかった」という声も一定数あります。説明書通りに進めても、水栓の形状によっては手こずる場面があるので、初めて作業する場合は時間に余裕を持って取り組むことをおすすめします。

状況別のおすすめ

自宅の水栓がパナソニック製と分かっているなら、CB-SMD6が選びやすいです。

TOTO製の水栓で、多少の工具作業も苦にならないならTHF22が合っています。 どちらの場合も、まず型番確認を済ませてから購入に進むことをおすすめします。

買ったあと、最初にやること

分岐水栓が届いたら、取り付け前にもう一度、自宅の水栓の型番と商品の対応表を照らし合わせておくと安心です。取り付け作業は、できれば水道の元栓を閉められる状態にしてから始めると、万が一のときも慌てずに済みます。

取り付けが終わったら、すぐに食洗機を本格稼働させるのではなく、まずは少量の水を通してみて、接続部分から水がにじんでいないかを確認する時間を取ってください。この最初の一手間が、後々の水漏れトラブルを防ぐ一番のポイントになると感じています。

※ 価格や仕様は変更されることがあります。最新の情報はAmazonの商品ページでご確認ください。