収納ラックのサイズ選びで失敗しない!スチールラックとオープンシェルフの比較
「もう少し収納が欲しいけど、置ける場所が中途半端で困っている」——そんな経験、ありませんか。部屋の隅にぽっかり空いたスペースを見て、「ここに何か置けたらな」と思いつつ、いざ収納ラックを探し始めると、サイズも耐荷重も棚の数もバラバラで、どれを選べばいいのか分からなくなってしまいます。
私自身、リビングの隅の空きスペースを見て「ここに本と小物をまとめて置きたい」と思い、実際にスチールラックとオープンシェルフタイプの木製ラックを購入して使い比べてみました。今回はその実体験と、他の収納ラックの一般的な仕様やレビュー傾向をあわせて、選び方をまとめていきます。
この記事が向いていない人
先にお伝えしておきたいのですが、この記事は「既製品のサイズでは部屋にぴったり収まらない」「壁一面をぴったりのサイズで埋めたい」というオーダーメイド家具を探している方には向いていません。今回紹介するのは量販店やネットで買える既製サイズの収納ラックです。幅や高さをミリ単位で調整したい方は、造作家具や特注ラックの専門業者を検討したほうが満足度は高いと思います。
それ以外の、「とりあえず市販品の中から自分の部屋に合うものを見つけたい」という方には、この先の内容が参考になるはずです。
選ぶときに見るべき3つの基準
収納ラックを選ぶときにチェックしておきたいポイントは、大きく3つあります。
1. 耐荷重(kg) 本や食器、家電など重いものを載せる予定があるなら、耐荷重は必ず確認したいところです。棚全体の耐荷重なのか、棚板1枚あたりの耐荷重なのかで意味が変わってくるので、そこも見落とさないようにしましょう。
2. サイズ(幅・高さ・奥行) 「置きたい場所の幅は測ったのに、奥行を測り忘れて置けなかった」という声はよく聞きます。壁際に置くのか、部屋の間仕切りとして使うのかによっても、ちょうどいい奥行は変わってきます。
3. 棚板の可動段数 棚板の高さを変えられる段数が多いほど、収納するものに合わせて柔軟にレイアウトできます。逆に段数が少ないと、微妙にサイズが合わずデッドスペースができてしまうこともあります。
比較表
| 項目 | アイリスオーヤマ KRSR-5 | 不二貿易 ディスプレイラック 81818 |
|---|---|---|
| 幅 | 約76cm | 約80cm |
| 高さ | 約176cm | 約120cm |
| 奥行 | 約40cm | 約29cm |
| 耐荷重(棚板1枚あたりの目安) | 約60kg前後 | 約20kg前後 |
| 棚板の可動段数 | 14段階 | 4マス(固定式に近い) |
| 素材 | スチール(メラミン化粧板) | 木製(ブラウン塗装) |
※耐荷重は各メーカーの公開情報や一般的な仕様傾向をもとにした目安であり、保証値ではありません。実際の使用前には商品ページの最新情報も確認することをおすすめします。
商品ごとの解説
アイリスオーヤマ スチールラック KRSR-5
実際に自宅で使ってみて感じたのは、組み立てのハードルの低さです。フレームを広げて棚板を置くだけなので、工具を使う場面がほとんどなく、届いたその日のうちに設置できました。棚板がメラミン加工されているので、多少埃っぽい場所でも布で拭くだけで済むのも助かっています。
棚板の高さを14段階で調整できるので、最初は本を並べていたのですが、途中で収納ボックスに変更したくなった時もスムーズに配置し直せました。同シリーズを連結すればさらに横に広げられる点も、部屋の模様替えのたびに助かっています。
一方で、レビューを見ていると「組み立て後に一人で動かそうとして苦労した」という声が複数見られました。私も実際に使ってみて、パーツ自体はそこまで重くないものの、組み立て終わったあとの本体はそれなりにしっかりした重量になるので、設置場所は最初にじっくり決めてから組み立てるのがおすすめです。また、床を傷つけたくない場合は下に保護マットを敷いておくと安心感が違います。
向いている人:レイアウトを頻繁に変えたい人、収納するものの高さがバラバラな人、掃除のしやすさを重視する人 向いていない人:完成後に頻繁に部屋の中で場所を移動させたい人、木目調のインテリアに合わせたい人
不二貿易 ディスプレイラック 4マス 81818
こちらも実際に購入して使ってみましたが、KRSR-5とは方向性がかなり違うラックだという印象を持ちました。4マスに区切られたシンプルな構造で、木製ならではの温かみがあり、リビングに置いても圧迫感が少ないのが良いところです。ブラウンの色味が家具になじみやすく、見せる収納として小物や雑貨を並べるのに向いています。
ただし、棚板の可動段数についてはスチールラックのような細かい調整はできません。4つのマスはほぼ固定的な区切りになっているため、収納したいものの高さに合わせて棚を動かす、という使い方は難しいです。背の高い本や大きめの収納ボックスを入れようとすると、マスに収まりきらないこともありました。
耐荷重についても、スチール製のラックに比べるとそこまで重量物向きではない印象です。雑誌や小物、観葉植物程度であれば問題なく使えますが、重い家電や大量の書籍をぎっしり詰め込むような使い方には不安が残ります。
なお、このモデルについては公開されているレビュー情報が少なく、傾向としてまとめられるデータが十分にありませんでした。そのため、仕様から読み取れる範囲での紹介にとどめています。
向いている人:見せる収納がしたい人、木目調のインテリアに揃えたい人、軽めのものを飾るように収納したい人 向いていない人:棚の高さを細かく調整したい人、重量のあるものをたくさん収納したい人
レビューで多かった不満と、その対処
スチールラックのレビュー傾向を見ていくと、多かったのは「組み立て後の移動が大変だった」という声です。これは構造上どうしても本体がしっかりした作りになるためで、対処法としては、最初から設置したい場所の近くで組み立てを行う、またはどうしても移動が必要な場合は二人で作業することが挙げられます。
また、「床に傷がついた」という声も見られました。こちらはラックの下に家具用の保護マットやフェルトを敷くことで、かなり軽減できます。私も実際に敷いてみて、床の傷だけでなくガタつきも少し落ち着いた感覚がありました。
耐荷重については「思ったより重いものを載せると棚がしなる感じがした」という傾向も一部にありました。耐荷重の数値はあくまで目安であり保証値ではないので、余裕を持たせた使い方を意識すると安心です。
状況別のおすすめ
本や収納ボックスなど、いろいろなサイズのものをまとめて収納したい方には、可動段数が多いアイリスオーヤマのスチールラックが使いやすいと感じます。
リビングで見せる収納をしたい方や、インテリアの雰囲気を優先したい方には、木製の不二貿易ディスプレイラックが選択肢になります。 どちらも一長一短があるので、収納したいものの重さと見た目の好みを天秤にかけて選んでみてください。買ったあと、最初にやること
ラックが届いたら、まずは設置予定の場所の幅・奥行・天井までの高さをもう一度メジャーで測り直すことをおすすめします。梱包時のサイズ表記と実際の設置スペースに微妙な誤差があることは珍しくありません。
組み立て後は、いきなり重いものを載せずに、軽いものから徐々に収納していくと、ラック自体のクセや棚のガタつきに気づきやすくなります。気になる揺れやきしみがあれば、アジャスターやネジの締め直しで改善することもあるので、使い始めの数日は様子を見ながら調整していくと長く使いやすくなると思います。
※ 価格や仕様は変更されることがあります。最新の情報はAmazonの商品ページでご確認ください。
次に迷いそうなこと
サイズ選びの考え方は家具全般に共通するため、次は猫用家具のサイズ選びでも役立ちます - キャットタワーのサイズ選びで失敗しないコツ|大型猫にも安心な2台を実際に比較してみました 収納ラックのサイズ選びに慣れたら、キャットタワーのサイズ比較記事も参考になるかもしれません。
収納家具のサイズ比較という視点はゴミ箱選びにも応用できます - ゴミ箱のサイズ選びで失敗しない方法。天馬とI'mD Kcud、実際に使って比べてみました 収納の見直しついでに、ゴミ箱のサイズ選びを比較した記事も覗いてみてはいかがでしょうか。
同じく「サイズで失敗しない」視点でまな板選びの記事があります - まな板を買い替えたいけど、サイズも素材もありすぎて決められない…という方へ 収納の次はキッチンも気になる方に、まな板のサイズ選びを解説した記事もあります。
どれもいますぐ決めなくて大丈夫です。困ったときに読み返してもらえたら十分です。
